コラム

ヤンゴン国際空港

 1997年2月にヤンゴン空港に初めて着いたときは灯りがほとんどなく、事前に日本で調べたイメージのままで、できればそのまま全日空機で帰りたいと思った。タラップを降りてドアのない中古のシャトルバスに乗せられ、暗闇に青い光でヤンゴン・インターナショナル・エアポートのネオン文字が浮かぶ薄暗い到着ロビーに着く。そこでロンジーを巻いた無愛想な係員がパスポートを取りに来たが、そのまま取り上げられるのではないかと思わせる雰囲気があり少し躊躇する。無事に入国審査を済ませ、300ドルを強制両替してから荷物用ターンテーブルに向かったが、今度はバッグがなかなか出て来ない。

 出迎えてくれた関係者もいたが、客である日本人の心配を全く気にとめる様子もなく仲間と話込んでいる。荷物が出て来たら囲むように集まるポーター、外に出るのに1時間30分くらいかかるのは普通のことだった。今のヤンゴン国際空港からはもう全く想像できない(写真は新しいヤンゴン国際空港内-2007年5月-)。

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